スノウ・クラッシュ(下)
ISBN:4150113521
後半ではシュメール文明にさかのぼる人間の脳に感染するソフトウェアのウィルスが明らかになり、最後はウォーターワールドみたいな水上巨大難民コロニーでの大乱戦に、というお話。
もっと早く読めばよかった。映画になる計画があるらしいがどうなったのだろう。
いろいろ細かなギャグも多くたのしい。誰も名前を覚えていない合衆国大統領とか、背中にMAFIAと大きく書いたジャンパーを来たマフィアとか。
同じ作者の他の本も読んでみよう。
エルミタージュ幻想
http://www.pan-dora.co.jp/hermitage/
エルミタージュ美術館でおきた過去のロマノフ王朝の出来事が次々にあらわれる。驚異の全編ワンカット撮影。HDのビデオでとったらしい。
衣装、特にロシアの貴族の軍服が美しい。ロシアは男性の国です。
イランの使節がロシア皇帝に謁見にくる場面では、つい今のロシアとイラクの関係を想起した。
最後の舞踏会とその「退場」シーンがすばらしい。
なぜか中高年のお客さんが多かった。
マヤ文明展
上野 国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/special/past/maya/
超大型スクリーンで遺跡の中を見てまわる VRシアターあり。ビデオでもフィルムでもなく、CGを直接映しているようで美しい。マヤの王様に扮した人間がスクリーンの前でしゃべるのがちょっといまいち。
展示は石像、アクセサリーなど。インカとちがって黄金のマスクとかはない。マヤには金属はなかった。マヤ文字の説明は不思議。
たまたま,最近読んだ「蛇神降臨記」という小説にマヤ遺跡がでてきていた。
この本、かなりとんでもない。「神々の指紋」をネタにしたB級映画の脚本のような話。(古代の宇宙人のUFOが埋まっていて、それを動かせるのは主人公だけで、というベタな展開で楽しい。)